「……まったく、世話が焼けやがる。」






………?(エアリス)


立ち上がり

名前を呼ぶエアリス








「………下がれ!!!!!!」






実験カプセルのガラスを斬り

エアリスを開放してやるゾロ

手を貸してやり、庇うように

そっと出してやる。





「困るなぁ

非常に困るなぁ

貴重なサンプルに

そういうコトされちゃうと。」





…………!!!(ゾロ)




「…………サンプル……だと………!!!!!!」(怒)





「そうそう。

死体でもよかったんだがね。

ふむ

二度手間になるじゃないか

ふむ

ツォンめ!

なぜ殺して持ってこない。

ふむ

生きてるから、逃げるんじゃないか。」(怒)




(コイツ、イカれてやがる………。)




「だからー

逃げちゃダメダメダメッー!!!って

言ってるデショーっ!!!」




(ハジキか…。)


刀で防ぐゾロ。




「隠れてろ。」



「わかった!」





「ふむ

暴力は嫌いなんですけどね…

ふむ

そんな時間はないし

ふむ

労力の無駄無駄………」




「おい!!!てめェ!!!

何をブツクサ言ってやがる!!!」





「それ、今だっ。




あれっ?





それっ


それっ


ほれっ


おりゃっ


あれっ??

玉がない??


全然当たらないなぁ…?

何故だ?」





「あ、もう一発あった。」


パン!!!






刀で防ぐゾロ。






「アホか、お前………。」

呆れるゾロ。







「あふ………。」


急に倒れる宝条。





「んんっ…?」 








「何だ、弱っちいヤツだな。」




「ルフィ。」




振り返ると、ルフィが立っていた。




「ルフィ!」


嬉しそうに

ルフィの元へ、駆け寄るエアリス。




「ああっ!!

はなうり!!

お前なァ……!!!」(怒)



「ルフィ!

無事だったのね!

よかった……。」



「えっ?

おお…。」



「ルフィ…。

ありがとう……。」



「おれは、なんもしてねェだろ。」





………………。(ゾロ)


黙って手拭いを取り

服を着直すゾロ。






「ゾローー!!!」



??(ゾロ)




「チョッパー??」




「会いたかったぞ!ゾロ!

どうしてたんだよ、お前!!」




「チョッパー

お前、ここにいたのか??」




「うん。

話せば長ェからな

後で説明するよ。

とにかくおれは

元気だぞ!!!」




「そうか……。」(笑み)




「お前も、元気か?

ゾロ」




「ああ。

おれァ、変わりねェ。」



「そうか、良かった!!!

病気してなかったんだな!!!

良かった!!!」




「チョッパー。

だいじょうぶ?」





「………んんっ?」








「お前…………。


助かってよかったな………。


おれももう、大丈夫だ…。


お前………、はなうりって言う

名前だったんだな……。



お前の声が、聞けてよかったよ………。


おれの声も、聞こえるよな……?」



「うん。」







「おい、チョッパー

何でお前、"男"出してんだよ。」(笑み)


ポカッ。



「痛っ!

何すんだよっ、ゾロ!」



「てめェ。」(笑み)




「ありがとう。

チョッパー。

おはなし、楽しかったね。」




「へへん♪


お前っ♪何だよっ♪

こっち見んなよっ♪

このやろっが♪」







「おっし!!!



はなうりも、無事だし……

これで仲間も、全員そろった…!!!



カタつけてェヤツらがいるけど………

今は、はなうりを

逃がすのが、先だからな……。



こっから早く出ようぜ!!!」




警報が鳴り響く…




「まだ、気は抜けねェな…。」



「急ごう!!!」











「チョッパー

お前、アイツのこと知ってたのか…?」



「うん。

ちょっとな………。」




「へェ〜。

何でだ?」(ニヤニヤ…。)




「ええっ?



何だよ!!!

何でもねぇよ!!!

おれは

ちょっと…

心配だっただけだ!!!」





チョッパーを見るルフィ。



「なーんか、楽しいなぁ!!!


ははははっ!!!」




「何だよっ、ルフィまでっ!!!」(怒)




チョッパーは、数時間前の

出来事を思い返す………。








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